2018年10月6日土曜日

「たばこと塩の博物館」では今

月曜日に始まるグループ展「版画日和」へ出品する作品もほぼ完成したので、今日は一息入れることに。「たばこと塩の博物館」で開かれているMOLA展を観に行ってきました。

スカイツリーにほど近い墨田区横川というところにあります。初めて訪れたのですが、素晴らしく設備の整った立派な博物館で、常設展示として、たばこと塩に関する情報が最新のAO技術を駆使して分かりやすく、かつ美しく紹介されています。(入場料100円は信じられない価格です!)
圧巻は塩の展示室のポーランド岩塩や、岩塩彫刻「聖キンガ像」です。



さて、今回のMOLA展は、特別展示です。
パナマの先住民クナ族の鮮やかな"衣装と意匠"がテーマです。クナ族の女性が代々引き継いできたMOLA(刺繍、キルティング、アップリケの混合技法)は主に女性のブラウスに用いられてきた装飾布です。モチーフは、植物、鳥、魚、亀、イグアナ、セミなどの身の回りに存在するクナ族にとって大切な生物で、チーフカラーは赤と黒。そこに黄、緑、青、紫などの原色が加わって眩しいほどに明るく楽しい柄が出来上がっています。熱帯の太陽がもたらす独特の意匠と言えるでしょう。



秋の長雨にともすれば気が滅入りそうなこの頃。気持ちが一挙にハイになりました。



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