　　いりや小町: 11月 2016

2016年11月29日火曜日

描かれた小さな人たち

土曜日から始まるガラスの石田菜々子さんの個展。
作品の主なモチーフは夢見る少女です。静かに目を閉じ耳を澄ます表情は愛おしく、側に佇み守ってあげたい衝動にかられます。

小さな人たちをモチーフにした絵画や彫刻に惹かれます。例えば、日本では酒井駒子さんの絵。彼女の絵が切手になった時は嬉しくて、何シートも購入してしまいました。

海外では、ガブリエル・バンサンというベルギーの画家が好きです。絵本でしか見ていないのですが、素晴らしいデッサン力で、シンプルな線で描かれている子供達の何と魅力的なことか！ページを繰る度にため息をついてしまいます。

さて、スケッチ、今日の一枚です。近所の「二十原霊神」です。

2016年11月27日日曜日

パートドヴェールの器も

陽気が目まぐるしく変わります。今日はどんよりとした空。冷えています。
次回予告として、ACCa のウィンドウで通りを見てくれている少女像がちょっと可哀想になってきました。

石田菜々子さんの代表作の少女像シリーズに加え、今回、パートドヴェールによるお皿や小鉢も出品されます。クレパスで描いたような独特の柔らかな線が優しい印象を与えます。小さなチョコレートやマカロンをのせて、お茶のテーブルに登場させたいです。

スケッチ、今日の１枚は、根岸「御行の松」近くの、和風の門です。

石田菜々子　ガラス展

2016年12月3日（土）〜12月17日（土）（月曜休み）
12時〜19時（最終日は16時まで）

2016年11月24日木曜日

「石田菜々子　ガラス展」へのお誘い

朝。ホントに降っていました！昨日から、11月の初雪は54年振り、と大騒ぎでしたので、現実になって良かったです。（メディアの皆様）
ACCa周辺では積もるようなことはありませんでした。

12月の展示は、「石田菜々子　ガラス展」です。
ふんわりと温かな雰囲気を纏った石田さんの少女像。幼くあどけない表情から、静かな、決意を秘めた美しいものに変わってきているようです。

師走。
少女たちの集うACCaは、こころ安らぐ空間になりそうです。お時間を見つけて是非お遊びにいらして下さい。

さて、家人の今日の一枚です。近所の小学校の正門にあるボールを投げる男の子の像です。

2016年11月18日金曜日

鈴木ひろみ　木版画展、いよいよ最終日です

金曜日。夕方から次々にお客様がみえ、じっくり作品を見て下さいました。一週間の仕事を終えて、皆さんリラックスなさっていたのかもしれません。忙しい時は、ゆっくり絵を楽しむ余裕もないですものね。

鈴木さんの展示も明日が最終日です。午後４時までです。お待ちしております。

さて、今日も家人のスケッチを１枚ご紹介いたします。
公園で日向ぼっこをする男性。小さな腰掛け持参です。

鈴木ひろみ　木版画展　ー片隅にある風景ー
2016年11月5日（土）〜11月19日（土）（月曜休み）
12時〜19時（最終日は16時まで）

作家ブログ　http://yaplog.jp/shutenka/

2016年11月17日木曜日

抜けるような青空！澄んだ空気。よく知っている"日本の"晩秋の日々が戻ってきました。
空や月のうつろいに特別な思いと関心をもつ鈴木ひろみさんにとって、きっと殊の外愛しい季節かもしれません。
木版画展も大詰めに近づいてきました。どうぞお急ぎくださいませ。

ACCa の展示がある期間は、どんなに美しいお出掛け日和でも出かけられません。婆小町は店番です。が、家人は毎日絵を描きに出かけます。モデルさんがみえる研究所だったり、自分の仕事場だったり。
その行き帰りにみかけた風景をマメにスケッチして見せてくれるのですが、これが案外楽しいものになっています。見慣れたはずの風景も、改めてみると懐かしく感じられます。
そんなスケッチを、これから時々アップさせてもらおうと思います。

今日の一枚はこちらです。
中学時代の友人夫妻が長く営んでいた喫茶店です。惜しくも閉店してしまいました！

2016年11月14日月曜日

お休みにはせんべい行脚！

本日（月）はギャラリー定休日。今ひとつの空模様でしたが、草加せんべい発祥の地、草加市に出かけることにしました。実は婆小町はおせんべいに目がありません。

予めネットから、ここはと思われるお店をリストアップしました。純粋にお米と醤油（調味料不使用）だけの堅焼きが好みなのでそれを基準に選んだものです。

ナビを駆使しながら、リストの８軒全て訪ねました。結果、好みのおせんべいを焼いているお店を一軒発見。店先で手焼きしていたご主人は、穏やかで誠実な印象の方でした。次回行脚に出る時も、そちらには必ず寄らせてもらいます。

さて、全てのお店のおせんべいを購入してきましたが、草加市伝統産業展示室でまだ焼いていない生地も購入しました。試しに自分でも焼いてみたかったのです。写真はカセットコンロで焼いているところです。コツをつかめば美味しいおせんべいが焼けそうです。
私たち、暇人でしょうか！？

「鈴木ひろみ　木版画展」は明日から土曜日までです。お見逃しなきようお早めにお出かけくださいませ。

鈴木ひろみ　木版画展　ー片隅にある風景ー
2016年11月5日（土）〜11月19日（土）（月曜休み）
12時〜19時（最終日は16時まで）

作家ブログ　http://yaplog.jp/shutenka/

2016年11月11日金曜日

いりや小町、一周年です

今日は、近くの鷲神社で酉の市が開かれています。生憎の雨。夕方には上がってくれると良いのですが。中学時代の友人が本殿脇で毎年熊手の店を出しているのです。
と書いて、去年も酉の市のことを書いたなと思い出しました。ブログを書き始めてちょうど１年経っていたのです！細々ながら続いているのはお立ち寄りくださる皆様のお陰です。ありがとうございます。

さて、鈴木ひろみさんの木版画展、会期半分まできました。
また少し作品紹介をさせて頂きますね。

基本的には数枚の木板を素材にした凸版多色摺りなので「木版画」と呼んでいます。が更に、エッチング技法（銅版画の）、即ち凹版も取り入れているので、より自由な描画が可能になり、絵に深みが増しているようです。

2016年11月5日土曜日

鈴木ひろみ　木版画展 —片隅にある風景―　本日からです

いよいよ今日から「鈴木ひろみ　木版画展 ―片隅にある風景―」がスタートします。
なんとも言えない懐かしさを感じさせる風景。鈴木ワールドに満たされています。
是非お出かけください。

2016年11月2日水曜日

秋の旅、その2　ー東北へ

関西では紅葉を楽しめなかったので、帰宅後取って返したように今度は東北へ向かいました！何の計画も立てないままのきままな旅。でも、やっぱり出会いはありました。

一つは、郡山市の"ギャラリー觀"さんにお邪魔できたこと。郡山駅の直ぐ近くで、45年もギャラリーを営んでいらっしゃる老舗です。洗練された内装の店内では、「金山忍　陶展」と「佐久間正人　写真展」が開かれていて最終日とのこと。幸運でした。ダンゴニンゲンという金山さんの陶人形の面白さに惹かれて一人連れて帰りました（写真）。作品のタイトルはジャングルジム。ユーモラスで温かみあるダンゴニンゲン。適度な重さもあります。

gallery 觀　http://www.gallery-kan.com/

その日は白石市の鎌先温泉泊。大正時代の歴史ある建物、温泉、食事、全てクオリティの高い宿でした。

二つ目の出会いは翌日に、福島県立美術館でありました。「広重　ビビッド」という歌川広重の浮世絵版画の展覧会です。原安三郎という方のコレクションで、国内初公開の"六十余州名所図絵"と"名所江戸百景"。初摺り揃いで、その色合いの鮮やかなこと！保存も良かったのでしょう。見事な作品群でした。

各作品には丁寧な解説がついていて、当て無しぼかし、板ぼかし、などの摺りの技法も少し憶えました。土曜日からの鈴木ひろみさんの木版画作品を理解するのに役立つかもしれません。楽しみになってきました。

鈴木ひろみ　木版画展　ー片隅にある風景ー
2016年11月5日（土）〜11月19日（土）（月曜休み）
12時〜19時（最終日は16時まで）
作家ブログ　http://yaplog.jp/shutenka/