4月の企画展、「尾形かなみ ガラス展」(8日スタートです)まで少し時間があるので、気になっていた映画を観に出かけました。
ケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」です。
経済的に絶望的な状況にあっても、毅然として誇りをもって生きていく主人公。人間の尊厳を失わずに。その尊厳を傷つけ、巧妙で煩雑な手続きで彼を排除していく公のシステム。作品全体に充ちる静かな怒りは、真っ直ぐに心に届いてきます。
そして、これは彼の国だけのことではなく、この国の話でもあると気づきます。
問われているのは自分かもしれないと。現状に無関心でいることの罪深さ。映画を観て感動して、それでおしまいにして良いのだろうか?
深刻にならず、でも真面目に考えていきたいテーマです。
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