2018年7月15日日曜日

トーン・テレヘンのお話

猛暑を理由に、すっかり怠け者になっています。明日の工房の大掃除に備えて体力を温存しておかなければ、などと理由をつけて。

うつらうつらしながら、オランダの作家トーン・テレヘンの「きげんのいいリス」(新潮社)を読んでいます。難しい哲学的な内容なのかもしれないのですが、普通に読めば、大人も子供も易しく読める動物のお話です。
ゾウもアリもハリネズミも、どの動物も同じ大きさで、自分の存在に悩んだり、疑問を抱いたりします。他愛ないけれど重要なことで。不思議な世界です。優しいリスは聞き役になることが多く悩みに巻き込まれたりしますが、でもすぐに忘れてしまうところが素敵です。
小さい頃の自分のことを思い出すと、"よくわかる"気がします。動物たちの気持ち、特にリスの気持ちが。同じ作者の「ハリネズミの願い」も遅ればせながら読んでみたくなりました。


随分前に婆が作った銅版画の「どうしたの?」シリーズのことを思い出しました。ハリネズミやペンギン、シロクマ、ヒツジなどが登場します。未だ技術的に本当に拙いものだったので、いつかリメイクしてみようかと思います。今ならもう少し良いものが描けるかもしれません。


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