空色の空と乾いた風、自分の知っている「秋」がやってきました!異常気象の今年、夏から一足飛びに冬に突入してしまうのでは、と不安に思っていたので一安心です。
この季節を満喫したいと、思いつくままに出かけています。
週末は房総の海を見に行ってきました。アクアラインをつかうと2時間もかからないので気軽です。岩井海岸に泊まったのですが、朝窓を開けると、海には白い釣り船がぽつぽつ浮かび、遠くに冠雪した富士山がくっきり。昔ながらの絵に描いたような風景に少し恥ずかしくもありましたが、嬉しくもありました。
翌日は、日本の酪農発祥の地と言われる嶺岡の牧場に。徳川吉宗がインドから白牛を輸入し、醍醐など乳製品を作ったのが始まりだということです。諸説ありそうな。その流れを汲んで、現在千葉県が日本3位の酪農県ということも知りました。
今日は今日とて、余りに空がきれいだったので家にいられず、水元公園に出かけました。ジェイン・スーさんが最近訪れて、「カナダだ!」と叫んだとか(カナダに行ったことはないそうです)。ポプラやメタセコイアの林の中を思い思いに散歩する人。バスでやってきた幼稚園児。サギに釣果を狙われながら、池でのんびり釣り糸をたらす人。
のどかで平和な情景にホッとする一時でした。
2018年10月25日木曜日
2018年10月15日月曜日
フォトグラム体験は楽しくて
昨日は、「ミュゼ浜口陽三」で開かれたフォトグラムのワークショップに参加してきました。現在、美術館は改装中で展示はお休みです。その間、地下の展示室を利用していくつかのワークショップを開きます、とのお知らせ。婆はフォトグラムの体験を選びました。
フォトグラムは、カメラを使わない写真のことです。印画紙の上に直接物を置いて感光させ、イメージを作ります。光と影のかたちや輪郭の面白さを発見できるので、婆が銅版画でよく使う技法、メゾチントにも繋がりそうです。
現像液や印画紙、モチーフ用の小物などは美術館の方で用意してくださり、暗闇の中で好みのモチーフを組み合わせ感光させました。懐中電灯で感光させるのは1秒にも充ない瞬間的な技なので、緊張したり慌てたり。皆キャキャキャ言いながらトライしていました。
液体処理をして乾かした写真には不思議とどれにも個性が出ていて面白かったです。参加者は全員、楽しかったので是非またやりたいと言っていました。
午後はりんごやさんへ。「版画日和」展の最終日なのでたくさんお客様がいらして下さいました。5時で終了。無事に搬出を済ませました。
おみえ下さった皆様、お忙しい中を本当にありがとうございました。また再来年お目にかかれますよう!
フォトグラムは、カメラを使わない写真のことです。印画紙の上に直接物を置いて感光させ、イメージを作ります。光と影のかたちや輪郭の面白さを発見できるので、婆が銅版画でよく使う技法、メゾチントにも繋がりそうです。
現像液や印画紙、モチーフ用の小物などは美術館の方で用意してくださり、暗闇の中で好みのモチーフを組み合わせ感光させました。懐中電灯で感光させるのは1秒にも充ない瞬間的な技なので、緊張したり慌てたり。皆キャキャキャ言いながらトライしていました。
液体処理をして乾かした写真には不思議とどれにも個性が出ていて面白かったです。参加者は全員、楽しかったので是非またやりたいと言っていました。
午後はりんごやさんへ。「版画日和」展の最終日なのでたくさんお客様がいらして下さいました。5時で終了。無事に搬出を済ませました。
おみえ下さった皆様、お忙しい中を本当にありがとうございました。また再来年お目にかかれますよう!
2018年10月9日火曜日
「版画日和 Vol.5」展、始まりました
昨日、無事に初日を迎えました。
この「版画日和」展、りんごやさんで隔年で開かせていただいていますが、今回も谷中芸工展というイベント期間中に入れて頂けたので、パンフレット片手に街歩きする人が、ちょこちょこ覗いていってくれます。
美味しい紅茶をいただきながら(りんごやさんは喫茶・ギャラリーです)、ふらりと入っていらしたお客様と版画談義に花を咲かせたり、亀のぜんちゃんと遊んだり、楽しくお店番をしています。
余談ですが、ぜんちゃん(本名ぜんのすけ君)は今年18歳。とても好奇心が強くお客様がみえると、近寄って行ってご挨拶するのが大好きです。簡単な言葉は分かります。
展覧会は14日(日)の午後5時までです。お出かけください。
この「版画日和」展、りんごやさんで隔年で開かせていただいていますが、今回も谷中芸工展というイベント期間中に入れて頂けたので、パンフレット片手に街歩きする人が、ちょこちょこ覗いていってくれます。
美味しい紅茶をいただきながら(りんごやさんは喫茶・ギャラリーです)、ふらりと入っていらしたお客様と版画談義に花を咲かせたり、亀のぜんちゃんと遊んだり、楽しくお店番をしています。
余談ですが、ぜんちゃん(本名ぜんのすけ君)は今年18歳。とても好奇心が強くお客様がみえると、近寄って行ってご挨拶するのが大好きです。簡単な言葉は分かります。
展覧会は14日(日)の午後5時までです。お出かけください。
2018年10月6日土曜日
「たばこと塩の博物館」では今
月曜日に始まるグループ展「版画日和」へ出品する作品もほぼ完成したので、今日は一息入れることに。「たばこと塩の博物館」で開かれているMOLA展を観に行ってきました。
スカイツリーにほど近い墨田区横川というところにあります。初めて訪れたのですが、素晴らしく設備の整った立派な博物館で、常設展示として、たばこと塩に関する情報が最新のAO技術を駆使して分かりやすく、かつ美しく紹介されています。(入場料100円は信じられない価格です!)
圧巻は塩の展示室のポーランド岩塩や、岩塩彫刻「聖キンガ像」です。
さて、今回のMOLA展は、特別展示です。
パナマの先住民クナ族の鮮やかな"衣装と意匠"がテーマです。クナ族の女性が代々引き継いできたMOLA(刺繍、キルティング、アップリケの混合技法)は主に女性のブラウスに用いられてきた装飾布です。モチーフは、植物、鳥、魚、亀、イグアナ、セミなどの身の回りに存在するクナ族にとって大切な生物で、チーフカラーは赤と黒。そこに黄、緑、青、紫などの原色が加わって眩しいほどに明るく楽しい柄が出来上がっています。熱帯の太陽がもたらす独特の意匠と言えるでしょう。
秋の長雨にともすれば気が滅入りそうなこの頃。気持ちが一挙にハイになりました。
スカイツリーにほど近い墨田区横川というところにあります。初めて訪れたのですが、素晴らしく設備の整った立派な博物館で、常設展示として、たばこと塩に関する情報が最新のAO技術を駆使して分かりやすく、かつ美しく紹介されています。(入場料100円は信じられない価格です!)
圧巻は塩の展示室のポーランド岩塩や、岩塩彫刻「聖キンガ像」です。
さて、今回のMOLA展は、特別展示です。
パナマの先住民クナ族の鮮やかな"衣装と意匠"がテーマです。クナ族の女性が代々引き継いできたMOLA(刺繍、キルティング、アップリケの混合技法)は主に女性のブラウスに用いられてきた装飾布です。モチーフは、植物、鳥、魚、亀、イグアナ、セミなどの身の回りに存在するクナ族にとって大切な生物で、チーフカラーは赤と黒。そこに黄、緑、青、紫などの原色が加わって眩しいほどに明るく楽しい柄が出来上がっています。熱帯の太陽がもたらす独特の意匠と言えるでしょう。
秋の長雨にともすれば気が滅入りそうなこの頃。気持ちが一挙にハイになりました。