2019年1月12日土曜日

悩ましきこと

東京ミッドタウンで開かれている第58回日本クラフト展に行ってきました。知り合いの作家さんも数人出品しています。優秀賞を受賞した陶の布下翔碁さんもその一人です。
クラフト展の作品はデザイン的に優れている上に機能も持ち合わせているので、みる側としても気持ちを入れやすく、楽しめます。もの作りをしている人って良いな~。
そう言う婆も、版画の制作を暮らしの中心に置いて今年も楽しく過ごしたいと思っています。



ところで、お正月の新聞に、今年の主な展覧会を紹介するページがあったのですが、見つけてしまったのです! この秋東京国立近代美術館で「窓展(仮題)」が開かれるということを。写真はマチスの作品です。(画像は東京新聞1月4日朝刊より)



以前書きましたが、婆は今、窓に惹かれ窓をモチーフにした版画のシリーズに取り組んでいます。4作目に入ろうとしている矢先にこの発見。悩ましいことです。
と言うのは「窓展」は是非是非みたいと思うのですが、反面、見た作品に影響されたり、制作途中の自作を続ける意欲が失われることを怖れるからです。
以前、そうあの3.11の津波の後テレビで繰り返し流されたACジャパンによる映像(高く積まれた本の上に人がいる)が、丁度自分が作り始めていた版画のイメージとかなり似ていたのです。余り見過ぎて食傷気味に。版画友達にも「あなたの作品によく似た映像が流れていたわね」と言われたりして、もう自分が描く必要が無いように感じられ途中で放棄してしまった経験があるのです。
「窓展」がスタートする前に、自分のシリーズは終わりにしてしまおうかしら?
悩ましいこの頃です。


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