2015年12月31日木曜日

今年も残り2時間を切りました

間もなく年が変わろうとしています。
年越し蕎麦を頂いた後、近所を散歩してきました。

どこの神社も既に初詣の参拝者を迎える準備が整っていました。
11月酉の市で賑わった鷲神社は、お正月は「浅草七福神」を巡る人が大勢訪れます。
近くの銭湯は下町らしく提灯を灯し、歳末の雰囲気を出していました。


お陰様で、ACCa も無事に一年の展示を終えることができました。
ありがとうございました。

新しい年が、みなさまに幸多きお歳になりますよう心よりお祈りいたしております。

2015年12月25日金曜日

小野田康子展が終了して

今年最後の展示も恙無く終り、ホッとした勢いで信州諏訪湖までドライブしてきました。ご存知のように、諏訪湖の周りには大小幾つもの美術館があります。

一日目は、諏訪市美術館と北澤美術館へ。 諏訪市美術館は、細川宗英など地元ゆかりのアーティストの作品を常設するほか、現役作家のワークショップに参加した小学生の作品も展示していました。版画に力を入れているのが判ります。今回は、「かたちをみつけて」を見てきました。

次に訪れたのはガラスの北澤美術館。 ガラスファンにはよく知られたところですが、初めて入りました。現在は「パート・ド・ヴェール −秘められたるガラス技法−」展を開催中。ダムーズ、ワルター、アルジィ=ルソー、 など、近代パート・ド・ヴェール確立の立役者達の作品が並んでいました。それらの洗練されたデザインや色彩も目を引きましたが、何より複雑な技術を駆使していることに感心しました。 同時に開催されていた「伊藤けんじガラス展、進化するかたち−動物・幻獣」展では、伊藤氏が工房で制作している様子がビデオで流されていましたが、とても興味深く、暫し見いってしまいました。



翌日は、「放浪美術館」で貼り絵画家、山下清の作品を見てみようということになりました。世の中に流布されている彼の人物像や作品は、朧気ながら知っているものの、実際には作品を見たことがなかったからです。 美術館は、骨董店と同居する不思議な造りでしたが、作品群には魅力的なものが含まれていました。世間が大騒ぎせずに、自由に放浪出来たなら、さらにおもしろい作品を描けたのではないかと、勝手に残念がって美術館を後にしました。

帰りは、時々顔を出す富士山に見守られながら、甲州街道をひたすら走って戻りました。


2015年12月19日土曜日

小野田康子展、最終日です

賑やかだった小野田さんの染付展、今日が最後になってしまいました。
小野田さんも在廊なさいます。是非遊びにいらしてください。



2015年12月16日水曜日

ソラマチのクリスマスマーケットへ

プライベートなことですが、昨日はおめでたいことがありました。何と! 福引きで一等賞が当たったのです。近所の商店街の歳末セールのガラガラ。毎年引いても当たったことがなかったのに。ビックリしました。その賞品とは? 「上野動物園の年間パスポート」が2枚でした。ちょっとお洒落ですよね。動物園好きなので、何よりのプレゼントでした。


その勢いで、ギャラリー閉店後、ソラマチ(スカイツリーの隣りです)に出掛けました。クリスマスマーケットを開催していると聞いたからです。ACCa 近くからバスで20分足らず。着いた時は丁度プロジェクトマッピングの最中でクリスマスムードも最高潮、会場はかなり盛り上がっていました。

ただビックリしたのは、クリスマスマーケットというと思い出すドイツなどのそれと全く違ったこと。クリスマスに飾るツリーやオーナメントを売っているブースは1軒もなく、全てソーセージやドリンクなどの食べ物やさんでした!

2015年12月15日火曜日

小野田さんのダルマと豆皿、追加が届きました

一つ一つ表情が違う小さなダルマさん達。2日目までに皆お嫁(お婿?)に行ってしまいましたが、ご安心下さい。今朝、追加が届きました!

箸置にも使えそうな豆皿は、ダルマさんと姫たちです。丸顔あり、細面あり。皆おつにすましていますね。箸を置く度に意識してしまいそうです。



小野田康子展 ー染付の器ー
2015年12月12日(土)〜12月19日(土)

2015年12月13日日曜日

小野田康子展 怒濤の2日間

初日、2日目と引きも切らぬお客様の来訪。染付を愛する方、更に小野田ファンの層の厚さに、今さらながら驚かされました。我々裏方はお買い上げ頂いた作品のラッピングに追われ、怒濤の2日間だったと形容しましたが、お客様に応対される小野田さんは至って穏やかで、どなたともフランクに作品についてお話しされていました。さすが、お人柄ですね。

クリスマスの食卓用にサンタクロースの皿を、またお正月用に吉祥文のぐい呑や鏡餅の蓋物(?)をお求めになる方も、ひげもじゃのサンタ、一富士二鷹三なすびの初夢飾り、獅子頭などの小さな飾り物も一緒に連れて帰られました。贈り物ですね。プレゼントされた方のワッと喜ばれる顔が浮かびます。
まだまだ楽しい器が並んでいます。どうぞ慌てず急いでお出かけくださいませ。


小野田康子展 ー染付の器ー
2015年12月12日(土)〜12月19日(土)

2015年12月11日金曜日

小野田さん、搬入完了です

「滋賀から雨を道連れにやってきました」と小野田さんが現れた時には、東京はすっかり晴れて夏の様な暑さ。搬入も順調に捗りました。
お目出度い絵柄の器に加え、サンタクロースや獅子頭などユーモラスな細工物たちも一緒にやってきました。一つ一つ表情の異なる小さなオブジェは、クリスマスやお正月のプレゼントに最適!です。

いよいよ明日が初日。嬉しい出会いがある筈です。お早めにお出かけください。




小野田康子展 ー染付の器ー
2015年12月12日(土)〜12月19日(土)

2015年12月6日日曜日

小野田康子展 ー染付の器ー 次の土曜日からです

安木洋平展は無事終了しました。遠方からいらして下さったお客様が多く、作家さんのお人柄故と思いました。
ありがとうございました。

おまたせいたしました!
12日(土)から、いよいよ小野田さんの染付展が始まります。
毎回、個展の会期に合わせて時季に相応しいモチーフの器を用意してくださいます。
今回は、クリスマスとお正月を控えています。どんな絵柄の作品が登場するか、期待に胸踊る日々です。
DMハガキに掲載された七寸皿は、私が勝手に「琵琶湖上サンタ図」と命名しました。湖で釣りをしながら
寛ぐサンタクロース御一行様です。
どうぞお楽しみに!



小野田康子展 ー染付の器ー
2015年12月12日(土)〜12月19日(土)

2015年12月4日金曜日

不思議なご縁が

昨日、岡山から磁器の作家さんがおみえになりました。来年ACCa で個展を開いて下さる予定の方です。
遠路はるばる、と申し上げると、東京で開催中の先生の個展を見たかったので、とのお返事。ちなみに先生とはどなたですか?とうかがうと、なんと藤平伸さん(親しげで失礼)とのことです。京都市立美術大学在学中に教えて頂いたそうです。同時期に八木一夫さんにも習ったとか。ビックリしました。そんな大御所のもとで勉強なさった方が目の前にいらっしゃるなんて! 2日前に藤平伸展をみてきたものとしては、不思議なご縁を感じてしばし呆然。うれしかったです。ちなみに、その作家さんの作品は(小さめの立体ですが)、造形的に素晴らしく一目ぼれしてしまい、個展をお願いしたものです。追々ご紹介させていただきますね。

安木洋平展もいよいよ明日までです。お時間を作ってお出かけください。素敵です。

2015年12月2日水曜日

安木洋平 絵画展、後半です

昨日は、ACCa のお客様で、ご自分も絵を描かれる方が何人かいらして下さいました。みなさん、実にじっくり鑑賞してくださいます。モチーフは人物ですとご説明すると一様に不思議がられ、また丹念に見直されます。安木さんの絵が発するオーラを吸い込むように。


話は変わりますが、智美術館で開かれている「夢つむぐ人 藤平伸の世界」に行ってきました。うかうかすると終了してしまうかも、と家人に店番を託して出掛けました。
近くに大使館や大きなホテルのある神谷町は、既に師走の慌ただしさが感じられましたが、美術館はいつも通り凛とした佇まいで、エントランスから別世界の展示室へと静かに誘ってくれました。



"陶芸家藤平伸"と呼ばれているのを目にするにつけ、彼は彫刻家と呼ぶ方が相応しいのではないかと思っていました。でもそれは、彼の人生後半の作品しか見ていないからかもしれない。初期、中期の作品は陶芸家としてのそれか。確かめたい思いがありました。
結論としては、やはり彼は根っからの彫刻家のような気がしました。(美術館側のセレクションにもよると思いますが!)
確かに、壺や大きな皿など一見用途のありそうな作品も展示されていましたが、フォルムもテクスチャーも伝統的な陶芸家の作品とは異なり、"陶土で制作した立体に施釉した"彫刻と言ったらよいようなものでした。初期の作品から晩年のものまで一貫してそこはかとない叙情性を秘め、詩人の作品とも呼べそうです。