今日は加藤さんの作品からいくつかご紹介させていただきますね。
志野と黄瀬戸の抹茶茶碗です。
この志野茶碗は薪窯で焼いたもので、おおらかで若々しい表情をみせています。
志野の窯を焚くのは1年に1度とのこと。窯内の温度がピークに達してから長時間かけて冷ましていくので(徐冷)他の釉薬を掛けた作品と一緒には焼けないそうです。
穏やかで謙虚な佇まいの黄瀬戸の茶碗は、作家さんそのままに。
黄瀬戸の釉薬は、ご自身で藁を燃やし灰を作るところから始めています。
余談になりますが、その昔は、黄瀬戸は殆ど向付けなどの食器として焼かれ、抹茶茶碗として作られたもので現存するものは数少ないそうです。
今回、美濃焼の作品が初お目見えしましたが、もちろんこれまでの粉引の白い器もいろいろ出品されています。
陽気もよくなってきました。どうぞお出かけくださいませ。
(21日の月曜日はお休みさせていただきます。)
加藤仁志 陶磁展
2016年3月15日(火)〜27日(日) (月曜はお休みです)
12時〜19時(最終日は16時まで)
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