2018年8月29日水曜日

不思議な絵も色々ありますが

久しぶりのブログです。
一週間ほど愛知県の茶臼山高原というところに行ってました。涼を求めて出かけたのですが、あいにく台風20号の大歓迎を受け、暴風雨に2日も宿に閉じ込められてしまいました。でも晴れた日の夜空は格別で、星とともに野生の鹿たちのシルエットを楽しむことができました。

この旅の行き帰りにも、いくつかの美術館、博物館を訪ねました。静岡県立美術館、飯田市美術博物館、浜松市楽器博物館などです。

特に良かったのは静岡県立美術館の「安野光雅のふしぎな絵本展」です。展示作品の多くは彼の絵本で見覚えのある絵の原画でしたが、”不思議”に焦点が当てられていて、改めて謎解きの楽しさを堪能することができました。


更に感じたのは、”不思議”の表現にも色々あるな、ということです。現実世界ではありえないことを同じように扱っていても、例えばマグリットと安野では随分印象が違います。マグリットの表現はシュールで思想的ですが、安野の表現は不思議でありながら平易で子供にも楽しめるものです。
これまで婆の版画を見た人から、「マグリットみたい」と言われたことが何度かあるのですが、少し残念に思いました。本当は安野の世界に近い"不思議"なものを表現したいからかもしれません。


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