2019年3月15日金曜日

民営動物園は苦境に?

所用で宇都宮に出掛けるのを好機と、未だ行ったことのない「宇都宮動物園」を訪ねることにしました。ネットで下調べをすると動物の種類も多く、遊園地も併設する大きなところのような印象を受けました。

いざ入り口の前に立つと、係りの人が大声で「いらっしゃいませー」とにこやかにお出迎え。今は冬季割引料金で1200円です、と。うん? 動物園の入園料としてはそれでも高め。あっ、ここは民営なのだと気がつきました。(海外の動物園と比べて日本の入園料は格段に安いとは聞いていましたが、それは公営の場合。)民営とすると、1200円ではとても経営が成り立たないのではと心配になりました。

園内を一周りすると、確かに動物園に期待されるほどの動物はいました。象もカバも。ライオンは5頭、キリンに至っては7頭も。ただ、ケージに張ったネットや注意書きのボードなど全てが手造りで、それも壊れかかって...。財政難を物語っているようにみえました。一番の驚きは、動物がいるケージ内の壁に、近隣のラーメン店や餃子店(さすが宇都宮です)の広告が大きく描かれていたことです。きっとお店がサポーターなのですね。



けれど、そんな環境にいながらも、動物たちは割合幸せそうにみえました。陽気がよくなってきたからでしょうか?スタッフの方たちも、動物たちにとても優しく接しているようでした。

私立動物園の経営難の話は他所からも聞こえてきます。宇都宮動物園が、これ以上の苦境に陥らないで欲しいなと心から願いました。

ところで、今回一番心惹かれた動物はというと、ハイエナのブブでした!すごく可愛いらしい目をしていて、通りがかったスタッフに首の周りを撫でて欲しそうな仕草をするのです。個体差もあるでしょうが、今までハイエナというと怖いイメージを抱いていたのですが、勝手な思い込みだったのですね。



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