2017年8月31日木曜日

9月の展示予定です

8月31日。夏休みを締め括ろうと雨の中を栃木に向かって出発しました。
目指すは、小山市立車屋美術館。途中、佐野のラーメン店に寄ったのですが、その頃には雨はすっかり上がっていました。

車屋美術館とは、肥料を商っていた豪商小川家(こちらも見学可)の米倉を改装し美術館として生かしているもの。現在、「世界の巨匠たちが子どもだった頃」という企画展を開催中です(9月3日まで)。

ピカソやムンク、ロートレック、岸田劉生や平山郁夫など婆小町でも知っている画家たちが10代の頃に描いた作品が紹介されています。どの”巨匠”も、子どもの頃は素直な絵を描いていたのだなあ、という印象を受けました。中で一番才能を感じたのは、横尾忠則氏のポスターです。10代でこんなに洗練されたデザインをものしていたとは!!




さて、9月の展示の案内です。
  2日(土)、3日(日)常設展
  9日(土)〜17日(日) 加藤仁志 陶磁展
  23日(土)、24日(日)常設展
  30日(土)、10月1日(日)常設展

涼しくなってきました。どうぞお出かけくださいませ。


2017年8月24日木曜日

那須那珂川町の二つの美術館へ

突然、暑さが戻ってきました!この先、暫く続くとの予報です。
小さな人たちにとっては、夏休み最後の一週間。本来の夏らしい日々を楽しく送って欲しいですね。

この夏2度目の旅は東北へ。宮城から山形、栃木を回ってきました。鳴子温泉→酒田→鶴岡→村上→米沢→那須(那珂川)→東京というルートです。鬱蒼とした夏の山々も、キラキラと輝く日本海の海辺も存分に味わうことができました。

那須那珂川町では二つの美術館を訪問。「那珂川町馬頭広重美術館」と「いわむらかずお絵本の丘美術館」です。両館とも、木材をふんだんに使った建物で、周囲の自然に溶け込んでひっそりと佇んでいました。

「広重美術館」は横一文字の平屋建て。隈研吾氏のデザインです。前回の旅で訪れた「富山市ガラス美術館」も同氏の作。その土地の木材(地産)とガラスやコンクリートを組み合わせた、モダンな建築が氏の特徴でしょうか。



片や、「いわむらかずお美術館」は、床も柱も梁も全てが木。温かく親しみやすい、絵本館にふさわしい造りでした。「安曇野いわさきちひろ美術館」を思い出しましたが、更に手作り感のある可愛らしいもので、来館者ものんびり過ごしていました。



婆小町の夏のお出かけはこれが最後でしょうか?もしかして...

2017年8月19日土曜日

「加藤仁志 陶磁展」のDMができました

先程から雨が降り出しました。東京は、今日で連続19日の雨。農作物への影響が心配です。

さて、9月の展示は加藤仁志さんの陶磁展です。DMハガキが出来上がってきました。
加藤ファンの皆様、お待たせいたしました。



定番の粉引鎬シリーズに新作が登場します。
また、前回お目見えした美濃陶は、志野、黄瀬戸に黒織部が加わりバラエティ豊かなラインアップに。更に、「三島手、刷毛目の作品もご覧ください」とは、加藤さん、欲張り過ぎですね(笑)。加藤さんの器だけで、秋の彩り豊かな食卓を演出できそう。とっても楽しみです!


加藤仁志 陶磁展
2017年9月9日(土)〜9月17日(日)
12時〜19時(最終日は16時まで)



2017年8月12日土曜日

「ジャコメッティ展」で凍える

猛暑から一転、急に秋のような涼しさです。気にかかっていた国立新美術館で開催中の「ジャコメッティ展」に行ってきました。

あの細長い針金のような人物像は、自分の目に映った対象の本質を表現しようと、上辺(虚飾?)を極限まで削ぎ落した結果行き着いた形のようです。ほんの2、3センチから数メートルもあるものまで、どの人物像も見るものに迫ってくる何かがあります。
撮影OKの展示室があったので、数枚撮ってみました。



それにしても展示室の寒かったこと!震えそうでした。去年、横浜へ「メアリー・カサット展」を見に行った時も、友達と「凍死しそうだ」と駆け出すように見たことを思い出しました。今回、入り口でブランケットを貸し出していたので、主催者側も寒さについては承知しているのでしょう。作品の保護の為でしょうか?それにしても冷房が効き過ぎてい
るように感じたのですが....。


2017年8月7日月曜日

足利市の花火大会へ

このところの不順な天候で心身共に湿りがちでしたが、こんな時には花火が一番と、土曜日に、足利市の大会に出かけてきました。100年以上続く伝統ある大会です。

渡良瀬川の河川敷は広々と遮るものがなく、大きな空に次々に打ち上げられる豪快な花火に観衆は拍手喝さいで答えていました。
面白かったのは、大会の構成が協賛会社間のコンテストになっていたことです。先ず、仕掛け花火で会社名が告げられ、その後各社の花火師が腕に撚りをかけた花火が披露されるという仕組み。地元の会社もあれば、全国区のメーカーの参加もありました。




2万発の打ち上げ花火。最後に幅数百メートルのナイアガラが流れ落ち、この夏の足利の大会は幕を閉じました。また来年も来たいと思うほど素晴らしかったです!