2018年11月15日木曜日

制作もしています!

展覧会やコンサート、演劇等々、秋は出かけることが多い季節です。
が、鑑賞するばかりでなく、婆も日々制作に励んでいます。

来年の春、婆の所属する東京陶芸倶楽部が3年振りに展覧会を開くことになりました。場所は、練馬区立美術館とのことです。さて、どんなテーマで作品を作りましょう。最近は、シャベルやフォーク、ジョウロなど庭いじりの道具を作っているので(陶製なのでもちろん使えるものではありません!)、ガーデニングをテーマにしてみようかしら、と思案中。こういう時間が一番楽しいです。



銅版画の方は、時間が許す限り毎日版に触れています。
先日のりんごやさんでのグループ展には間に合わなかった窓(カーテン)の作品はほぼ出来上がりました。というか、ここで一度、止まってみようという感じです。どうもこの作品には手こずりました。
今は、10cm×10cmのミニプリントの制作に入っています。動物モチーフで4作になる予定。共通テーマは「どうしたの?」です。1作目はペンギンとシロクマ、次はハリネズミ、さらにヒツジを考えています。最後はカバに登場してもらおうかと思っているのですが、まだ構図が決まっていません。ああでもない、こうでもない、と考えるうちにが秋の夜はふけていきます。




2018年11月9日金曜日

平易な日本語訳は谷川俊太郎による

昨晩、「人権コンサート2018 世界の名曲 日本の名曲」に行ってきました。天満敦子のバイオリン、窪島誠一郎、山根基世の朗読・トーク、という案内に惹かれて。



今年が、世界人権宣言70周年に当たるということで、先ず山根さん(元NHKアナ)の人権宣言朗読から始まったのですが、その文章がとても柔らかで分かりやすくビックリ。谷川俊太郎の訳ということでした。お役所が公に出している硬くてよそよそしい翻訳(失礼!)とは全く異なるもので、言葉の役割の大きさに新ためて気付かされました。
客席はほぼシニアで埋め尽くされていましたが、若い人たちにも聞いて欲しかったです。

天満さんの演奏は力強く心がこもったものでした。楽器がかのストラディバリウスだったのかどうか、残念ながら婆には判りませんでしたが!トークにも暫し参加した天満さんはとても茶目っ気のある方で、会場からも笑いが起きていました。

窪島・山根の「人権」についてのトークは丁々発止。二人ともすごいおしゃべりな方だということがわかりました。窪島さんは意外でした。お写真からダンディで物静かな方という印象を受けていましたし、8月に信濃デッサン館でお見かけした時もやや暗めな感じを漂わせていたと思うのです(当時は術後間もなくだったと判明)。それがすこぶる明るくて、なかなか言いにくいこともズバズバと話されるので、こちらがハラハラする位でした。人は、実際に会ってみないと判らないものですね。

トークの後、また天満さんの演奏があったのですが、アンコールに「月の砂漠」と都はるみの「北の宿から」を選ばれたのは、やはり客席のシニアを思ってのことだったのでしょう。
素敵な夜でした。


2018年11月2日金曜日

文化の日を考える

明日は「文化の日」です。
これまでこの祝日の意味を深く考えることもなかったのですが、ふと思い立って調べてみると、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」なのだそうです!
何故"自由と平和を愛し"という言葉が入っているかというと、1946年のこの日、11月3日に日本国憲法が公布されたことに由来するようです(きっと小学生の時に習いましたね。忘れただけです)。とすると、今ほど「文化の日」が重要な意味を持っている時は無いのではないでしょうか?

"文化をすすめる"の方ですが、こちらは大いに活発化し我らの精神生活を豊かにして欲しいと願っています。特に芸術面に期待大です。

さて婆のささやかな文化活動は?この一週間、コンサートや芝居、展覧会に出かけ、とても幸せな時間を過ごしていました。

「こどものための柴基金」チャリティーコンサートで、ソプラニスタの岡本知高さんや松崎茂さんの楽しいおしゃべりや大音量の歌声を聴く。日本橋三井ホールにて。

コメディ・オン・ザ・ボードによる芝居。マルセ太郎作「花咲く家の物語」は20年前のグループホームの話。笑いながら涙がこみ上げてくる温かい舞台。両国シアターχ(カイ)にて。

そしてCWAJの版画展。日本国内の著名なアーティストや新進気鋭の作家たちによる版画展で華やかな雰囲気でした。日米の女性たちがボランティアで運営し、純益は女性奨学金や福島支援に使われます。代官山ヒルサイドフォーラムにて。



気軽にこんな催しに出かけられるのは東京に住んでいるからこそでしょうか?シニアにはありがたいことです。


2018年10月25日木曜日

穏やかな日々です

空色の空と乾いた風、自分の知っている「秋」がやってきました!異常気象の今年、夏から一足飛びに冬に突入してしまうのでは、と不安に思っていたので一安心です。

この季節を満喫したいと、思いつくままに出かけています。
週末は房総の海を見に行ってきました。アクアラインをつかうと2時間もかからないので気軽です。岩井海岸に泊まったのですが、朝窓を開けると、海には白い釣り船がぽつぽつ浮かび、遠くに冠雪した富士山がくっきり。昔ながらの絵に描いたような風景に少し恥ずかしくもありましたが、嬉しくもありました。

翌日は、日本の酪農発祥の地と言われる嶺岡の牧場に。徳川吉宗がインドから白牛を輸入し、醍醐など乳製品を作ったのが始まりだということです。諸説ありそうな。その流れを汲んで、現在千葉県が日本3位の酪農県ということも知りました。



今日は今日とて、余りに空がきれいだったので家にいられず、水元公園に出かけました。ジェイン・スーさんが最近訪れて、「カナダだ!」と叫んだとか(カナダに行ったことはないそうです)。ポプラやメタセコイアの林の中を思い思いに散歩する人。バスでやってきた幼稚園児。サギに釣果を狙われながら、池でのんびり釣り糸をたらす人。
のどかで平和な情景にホッとする一時でした。




2018年10月15日月曜日

フォトグラム体験は楽しくて

昨日は、「ミュゼ浜口陽三」で開かれたフォトグラムのワークショップに参加してきました。現在、美術館は改装中で展示はお休みです。その間、地下の展示室を利用していくつかのワークショップを開きます、とのお知らせ。婆はフォトグラムの体験を選びました。

フォトグラムは、カメラを使わない写真のことです。印画紙の上に直接物を置いて感光させ、イメージを作ります。光と影のかたちや輪郭の面白さを発見できるので、婆が銅版画でよく使う技法、メゾチントにも繋がりそうです。

現像液や印画紙、モチーフ用の小物などは美術館の方で用意してくださり、暗闇の中で好みのモチーフを組み合わせ感光させました。懐中電灯で感光させるのは1秒にも充ない瞬間的な技なので、緊張したり慌てたり。皆キャキャキャ言いながらトライしていました。
液体処理をして乾かした写真には不思議とどれにも個性が出ていて面白かったです。参加者は全員、楽しかったので是非またやりたいと言っていました。



午後はりんごやさんへ。「版画日和」展の最終日なのでたくさんお客様がいらして下さいました。5時で終了。無事に搬出を済ませました。
おみえ下さった皆様、お忙しい中を本当にありがとうございました。また再来年お目にかかれますよう!


2018年10月9日火曜日

「版画日和 Vol.5」展、始まりました

昨日、無事に初日を迎えました。
この「版画日和」展、りんごやさんで隔年で開かせていただいていますが、今回も谷中芸工展というイベント期間中に入れて頂けたので、パンフレット片手に街歩きする人が、ちょこちょこ覗いていってくれます。
美味しい紅茶をいただきながら(りんごやさんは喫茶・ギャラリーです)、ふらりと入っていらしたお客様と版画談義に花を咲かせたり、亀のぜんちゃんと遊んだり、楽しくお店番をしています。



余談ですが、ぜんちゃん(本名ぜんのすけ君)は今年18歳。とても好奇心が強くお客様がみえると、近寄って行ってご挨拶するのが大好きです。簡単な言葉は分かります。



展覧会は14日(日)の午後5時までです。お出かけください。


2018年10月6日土曜日

「たばこと塩の博物館」では今

月曜日に始まるグループ展「版画日和」へ出品する作品もほぼ完成したので、今日は一息入れることに。「たばこと塩の博物館」で開かれているMOLA展を観に行ってきました。

スカイツリーにほど近い墨田区横川というところにあります。初めて訪れたのですが、素晴らしく設備の整った立派な博物館で、常設展示として、たばこと塩に関する情報が最新のAO技術を駆使して分かりやすく、かつ美しく紹介されています。(入場料100円は信じられない価格です!)
圧巻は塩の展示室のポーランド岩塩や、岩塩彫刻「聖キンガ像」です。



さて、今回のMOLA展は、特別展示です。
パナマの先住民クナ族の鮮やかな"衣装と意匠"がテーマです。クナ族の女性が代々引き継いできたMOLA(刺繍、キルティング、アップリケの混合技法)は主に女性のブラウスに用いられてきた装飾布です。モチーフは、植物、鳥、魚、亀、イグアナ、セミなどの身の回りに存在するクナ族にとって大切な生物で、チーフカラーは赤と黒。そこに黄、緑、青、紫などの原色が加わって眩しいほどに明るく楽しい柄が出来上がっています。熱帯の太陽がもたらす独特の意匠と言えるでしょう。



秋の長雨にともすれば気が滅入りそうなこの頃。気持ちが一挙にハイになりました。



2018年9月22日土曜日

「ここ滋賀」から世田谷アートフリマへ

今日は日本橋の「ここ滋賀」(滋賀県のアンテナショップ)で開かれている染付作家・小野田康子さんとパートナーの織部作家・江口克己さんの展示にお邪魔してきました。お二人ともお元気でした。
DMハガキの作品にとても惹かれたのですが既に完売!やはり初日に伺わなければだめですね。小野田さん流のユーモア溢れる近江八景の絵が何とも楽しいシリーズです。次回は初日に馳せ参じます(笑)。
この展示は、9月24日(月)16時までです。



その足で今度は三軒茶屋で今日明日開催の「世田谷アートフリマ」に行ってみました。前々から興味のあったイベントです。"手づくりアートののみの市"と銘打ったこのフリマはもう30回目になるとのこと。アクセサリーから衣服、食品まで様々な手づくり品が並べられ、お客様は皆さんとても楽しそうに見て歩いていました。
イベントを運営されている主催者の力量を感じました。



同様の手作りアートフェアー、上野のお寺・宗雲院の「テラデマルシェ」は来週末に開催されます。


2018年9月15日土曜日

開幕のベルは

小劇団の芝居では鳴りません。静かにライトが落とされて始まります。
昨晩、グループ・ぱるによる「蜜柑とユウウツー茨木のり子異聞ー」を観てきました。

平易な言葉で誠実に語る茨木のり子は、婆が身構えずに読める数少ない詩人の一人です。
彼女の人となりには興味がありますし、演出がマキノノゾミなので是非みたかったものです。

期待通り、心に染みる芝居でした。終戦から戦後、亡くなるまでの心の動きが、彼女の詩のなかでもよく知られているフレーズを織り込みながらしっかりと表現されていました。今この国で、"こういう危うい状況"にある婆たちが、日々心の中で自問しているような問いが、70年前から茨木のり子によって問われ語られているものと同様であると知らされます。



お芝居を観に行くと必ず入り口で今後の演劇の公演案内のパンフレットを大量に手渡されます。昨日は、今年から来年春にかけて上演される舞台50枚位ありました。
各々の作家、演出家、俳優、上演場所などをチェックしながら、次に観に行く公演を絞っていったのですが、以下の二つになりました。行かれますように!

こまつ座 「母と暮せば」
コメディ オン ザ ボード 「花咲く家の物語」



2018年9月8日土曜日

今年もりんごやさんで

台風21号、北海道地震、と大きな自然災害が続いています。
今まで災害が起きた時には、貯金箱を持って郵便局に行き、ささやかな義援金を送らせてもらっていたのですが、最近は次から次で貯まる暇がありません!
日本だけでなく地球の至るところで不穏な気象現象が起きているようです。

とは言え、自分自身は平静を保ち普段と変わらぬ生活を送るしかありません。

版画の制作は、"窓"モチーフの第2作に入っています。まだ削り始めたばかり。第1作と並行して進めて行こうと思っています。この2作、間に合えば「版画日和 Vol.5」(上野銅好会によるグループ展です)に出品する予定です。
今回も、根津の喫茶・ギャラリー「りんごや」さんで10月8日(月)〜10月14日(日)に開きます。もしお近くにいらっしゃることがありましたら覗いてみて下さいね。





2018年8月29日水曜日

不思議な絵も色々ありますが

久しぶりのブログです。
一週間ほど愛知県の茶臼山高原というところに行ってました。涼を求めて出かけたのですが、あいにく台風20号の大歓迎を受け、暴風雨に2日も宿に閉じ込められてしまいました。でも晴れた日の夜空は格別で、星とともに野生の鹿たちのシルエットを楽しむことができました。

この旅の行き帰りにも、いくつかの美術館、博物館を訪ねました。静岡県立美術館、飯田市美術博物館、浜松市楽器博物館などです。

特に良かったのは静岡県立美術館の「安野光雅のふしぎな絵本展」です。展示作品の多くは彼の絵本で見覚えのある絵の原画でしたが、”不思議”に焦点が当てられていて、改めて謎解きの楽しさを堪能することができました。


更に感じたのは、”不思議”の表現にも色々あるな、ということです。現実世界ではありえないことを同じように扱っていても、例えばマグリットと安野では随分印象が違います。マグリットの表現はシュールで思想的ですが、安野の表現は不思議でありながら平易で子供にも楽しめるものです。
これまで婆の版画を見た人から、「マグリットみたい」と言われたことが何度かあるのですが、少し残念に思いました。本当は安野の世界に近い"不思議"なものを表現したいからかもしれません。


2018年8月17日金曜日

窓のある風景

このところ手元に置き毎日眺めている本があります。
フィルムアート社の「Window Scape — 窓のふるまい学」です。東京工業大学の塚本由晴研究室が調査した世界28カ国の「窓」の写真が実測図と共に載っています。

今、婆は「窓」に心を奪われています。窓そのものの形状はもちろん、開いた窓から見える風景、閉じた窓の内側にうかがえる室内。気に入った窓の写真を眺めていると、自然に小さな物語が頭に浮かんできます。これを版画にしてみようと思い立ち、昨日から作り始めた1枚がこちらです。未だほんの一削りした段階ですが。



余談になりますが、この本を初めて手にしたのは秋葉原の「カフェ・ボンフィーノ」の棚に並んでいたものです。(その後何度も見せてもらっているうちに、自分でも購入!)このカフェ、ちょっとお気に入りです。昭和通りという車の多い通りに面しているのに、意外に静か。それもその筈、YKKのビルの1階にあるのですから。防音の窓はお手の物でしょう。更にコーヒーは、ブラジルの自社農園で育てた豆のみを使っているということです。
YKKグループは、ファスナー、コーヒー豆、窓サッシ、つまり衣・食・住を手がけているのですね。秋葉原にいらしたら、このお洒落で心地よいカフェに一度寄ってみて下さい。
(婆はYKK社とは何も関係がありません!)


2018年8月7日火曜日

自由に絵が描ける幸せ!

今朝方の雨がひんやりとした風を運んでくれて、人心地つきました。気温は昨日より10度以上低くなっています。

週末はまたまた猛暑の中を出かけてきました。一日目は信州上田の「無言館」と「信濃デッサン館」に。
戦没画学生慰霊美術館である「無言館」には、主に東京美術学校在学中、或いは卒業直後に戦場に駆り出され命を失った画学生約130名の作品が収蔵されています。彼らの生命の証ともいえる遺作からは、今ここから画家としての第一歩を踏み出そうとしている若者の熱い眼差しが感じられました。

また、今年3月から休館中であると報じられていた「信濃デッサン館」が、幸運なことに、期間限定で開館していました!病気や貧困の中、その才能を十分開花させることなく夭逝した画家たち(村山槐多、関根正二、松本竣介、等など)の作品が展示されています。コレクターであり、この美術館を建てられた館長の窪島誠一郎氏のお元気な姿も見られました。




二つの美術館を見て、何の制約もなく自由に絵が描けるという現在の自分たちが如何に幸せか、つくづくと思い知らされました。

夕方早めに別所温泉の宿に入り、文化財にもなっている歴史ある建物に感心しつつゆっくり体を休めることができました。



二日目は、軽井沢の「脇田美術館」へ。脇田和(1908-2005)は、生誕から97歳で天寿を全うするまで、画家として大変恵まれた生涯を送った方のようです。自らの才能はもちろん、家族の文化的素養、経済的状況、どれをとっても画家を育てるに申し分ない環境だったと思われます。そのことは彼の柔らかで温かみある画風からも伺いしれます。



今回の旅では、正反対の運命を辿った画家たちの作品に触れ、月並みですが、平和の世にあることに感謝しました。折しも8月6日、広島の原爆記念の日に。


2018年8月3日金曜日

暑中お見舞い申し上げます

猛暑の候、皆様にはお障りございませんでしょうか?

まだ8月に入ったばかりというのに、既に婆は夏バテ気味でこのところひっそりと過ごしています。隅田川の花火大会に出かけた位です。



今日は、覚悟を決めて神保町のアートスクールに行ってきました。熱風の中を泳ぐように歩いて教室に着くと、クラスメートは早々と制作にとりかかっていて、その熱意に我が身を反省した次第です。

この夏は長くなりそうですね。どうぞ皆様、明日できることは明日にとっておき、とりあえず今日はゆっくりのんびりと、のスタンスでお大事にお過ごしくださいませ。


2018年7月24日火曜日

秋に見頃を迎える田んぼアートですが

41.1℃、観測史上最高温!昨日、熊谷が「災害的」高温に達し、全国1位の座を奪還したようです。

実は、前日に日光霧降高原に泊まった婆たちは、熊谷の美術館を訪ねる予定でした。けれど、39℃の予報が出ていた熊谷に向かうのは無謀な気がして諦め、代わりに、行田の古代蓮と田んぼアートを見にいくことにしました。(後で知ったのですが、行田市も40℃前後まで上がっていたようです。)

「古代蓮の里」は、世界の蓮園、古代蓮池、水生植物園などきれいに区画整備されていて、花の盛りの頃にはどんなに美しいだろうと思わせるものでしたが、既に盛りを過ぎていて、あのシャワーヘッドのような蓮の実が目立ちました。ただ、造形的には花より実の方が遥かに魅力的な気がします。


この蓮池を上方から見られるのが、「古代蓮会館」の2階の展望台です(50m高)。足下の蓮池は元より、行田市の全貌が見渡せ、かつ話題の田んぼアートも間近に見られます。今年のテーマは「大いなる翼とナスカの地上絵」でした。田んぼアートを一種の地上絵と考え、ナスカの地上絵のうちハチドリとコンドルを取り入れたデザインはダイナミックでスケールの大きなものでした。行田市の更なる飛躍の願いを乗せているとのことです。秋になって稲穂が実ると、更に美しい色彩で楽しませてくれることでしょう。


因みに、昨年の絵のテーマは、ドラマ「陸王」だったそうです。


2018年7月15日日曜日

トーン・テレヘンのお話

猛暑を理由に、すっかり怠け者になっています。明日の工房の大掃除に備えて体力を温存しておかなければ、などと理由をつけて。

うつらうつらしながら、オランダの作家トーン・テレヘンの「きげんのいいリス」(新潮社)を読んでいます。難しい哲学的な内容なのかもしれないのですが、普通に読めば、大人も子供も易しく読める動物のお話です。
ゾウもアリもハリネズミも、どの動物も同じ大きさで、自分の存在に悩んだり、疑問を抱いたりします。他愛ないけれど重要なことで。不思議な世界です。優しいリスは聞き役になることが多く悩みに巻き込まれたりしますが、でもすぐに忘れてしまうところが素敵です。
小さい頃の自分のことを思い出すと、"よくわかる"気がします。動物たちの気持ち、特にリスの気持ちが。同じ作者の「ハリネズミの願い」も遅ればせながら読んでみたくなりました。


随分前に婆が作った銅版画の「どうしたの?」シリーズのことを思い出しました。ハリネズミやペンギン、シロクマ、ヒツジなどが登場します。未だ技術的に本当に拙いものだったので、いつかリメイクしてみようかと思います。今ならもう少し良いものが描けるかもしれません。