2019年9月21日土曜日

"階段下"も魅力あるスペースに

ご無沙汰してしまいました。
先日の台風15号が我が家にも被害をもたらし(何と雨漏りが!)修復にバタバタしていました。予想以上の大風で被災された房総の方々は、その後の雨や暑さでどんなにか辛い思いをなさったことでしょう。

今日は造形作家・田村雅紀さんの個展の最終日にお邪魔しました。場所は、昭和初期のレトロな建物、銀座の奥野ビルの地階にある、ギャラリー「巷房」の"階段下スペース"です。

これまでも「巷房」の3階で展示をなさっている作家さんが、この小さなスペース、階段下にも作品を設置されているのを何度も見てきています。が、田村さんの展示がこのスペースを一番上手に活かしているという印象でした。

貝殻と石粉を使って小さな立体(主に建物)を作っている田村さん。最近は国内外、色々な会場で意欲的に発表なさっていて将来が楽しみです。




隣の部屋で展示中の中村香さんという女性の作家さんの作品も見せてもらいました。
アクリル絵の具を使った抽象画や綺麗な色使いのコラージュは、控えめで静かな作者とは対照的に明るく楽しげなものでした。


(注:両展とも本日で終了しました)


2019年9月5日木曜日

またもやモノクローム?

この前、色を使うのが苦手なのでぬり絵に挑戦してみた話を書きましたが、よく考えてみると自分は色というものに鈍感なのかもしれないということに思い至りました。意識してみれば、周囲に本当にたくさんの色が存在しビビッドに個性を主張しているのに気がつかないのです!困った、というか残念なことです。

例えば街中。ACCa の近くの横道や小道は普通の住宅や家内工業の小振りなビルなどが並びいつも何気なく通り過ぎてしまうのですが、意識しながら歩くと、カラフルな建物がいくつも存在するのに気づきます!ちょっとカメラに納めてみました。



かく言いつつも、現在制作をしている版画もまたモノクロームになりそうです。
雪の朝のバス停の風景。この写真に惹かれてレトロな雰囲気に仕上げたいと思い取りかかりました。
女の子のコートには赤を挿す予定ですが。