2016年7月27日水曜日

夏の旅、その1

先週、この夏最初の小さな旅に出かけました。福井サムホール美術展(家人が出品しています)を観るのが主目的(?)でしたが、後は気の向くままに。

1日目は大垣泊。水都と呼ばれる町です。ここかしこに自然湧水が見られ、水の流れに沿って美しく整備された遊歩道があります。また、芭蕉の「奥の細道」結びの地でもあるので、町中に句碑も多く、一句一句読みながら楽しく歩くことができました。



2日目は福井市泊。美術展を見た後は永平寺へ。厳かながら清々しいお寺でした。百数十人に上る修行僧が日々の作務として清め磨いているからでしょう。多くのお堂とそれを繋ぐ渡り廊下の美しいこと!素足に木肌を心地良く感じながらゆっくりのんびり拝観しました。



3日目は琵琶湖、湖東へ。長浜の渡岸寺の十一面観音は、今回の旅で最も感動した仏像です。どうしても彫刻として眺めてしまうのですが、平安時代の仏師の美意識をこんなにも共有できることの不思議さを思いました。その後、ガラス工房の多い黒壁の町やバーナードリーチの作品を数多く所蔵する日登美美術館を訪ねました。

4日目。彦根の宿を後にし、帰宅の途に。途中、天竜二俣にある秋野不矩美術館に寄りました。前から気にかかっていたのです。現在、画家がふるさとを描いた作品を展示中で、インド滞在中の作品が見られず少し残念でした。藤森照信設計の建物が話題になったところです。


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